今日からの為替相場予想 2018年4月9日
先週金曜日の相場を振り返りましょう
米中間の貿易摩擦激化への懸念が再び高まり、4営業日ぶりに急反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は全面安となり、前日終値比572.46ドル安の2万3932.76ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同161.44ポイント安の6915.11で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億2581万株増の8億7945万株。
【為替】円、106円台後半
米雇用統計の就業者数が市場予想を大きく下回ったことに加え、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言をきっかけに利上げペースが加速するとの観測が広がったことから、円買い・ドル売りが進み、円相場は1ドル=106円台後半に上伸した。午後5時現在は106円89~99銭銭と、前日同時刻(107円34~44銭)比45銭の円高・ドル安。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.2275~2285ドル(前日午後5時は1.2235~2245ドル)、対円では同131円27~37銭(同131円38~48銭)。
情報提供:株式会社時事通信社
雇用統計がありました、結果は前月比非農業部門の雇用者数が市場予想の19.3人増を下回る10.3万人、平均時給は予想通り0.3%、失業率は4.1%(予想は4.0%)
雇用者数は下回りましたがアメリカはもう完全雇用状態なので材料視されず、時給と失業率がほぼ予想どおりだったのでほとんど動きませんでした。
ちょっと前までは雇用統計のときは家で準備万端で参加してましたけど、最近はぜんぜん動かないので参加する意味無いですよね、むしろスプが広くなるし、スキャルで稼がなきゃって焦って変なポジとって負けるリスクがあるから参加しないほうが良いのかなと思ってます。(ちなみにドイツ人の送別会でほぼ参加できませんでした)
その後パウエルさんとムニューチンさんが中国との貿易問題にネガティブなコメントしたのでダウが激下げして終了しました。
やっぱりこの貿易戦争は難しいですよね、市場も慣れてきてるだろうけどトランプのツイッター一言で大きなインパクトあるので厄介です。
で、ここから今週からの投資戦略ですけど、当面レンジとの予想が多数ですよね。ファンダメンタルはすごく難しいのであまり追わず、テクニカルを信じて行きたいと思います。
先週にも書きましたけど、4月は株や為替が堅調な季節なので大きく動かず安定、少しずつ上げていくイメージです。ただ豪ドルはテクニカルに上値がめちゃ重いし、貿易問題に敏感なので、上がったところは積極ショートしていきたいですね。
あと、今年はポンドが上昇しそうとの予想が多いですよね、でユーロは買ってるポジションが多いの簡単には上がれません。つまりユーロポンドのロングも考えています。
ドル円も短期ではレンジを意識して上がったら売って下では勝手を繰り返したいと思います。
ちょっと気になる点は、IMMのポジションがずっと円ショートだったのが円ロング(3572枚)に変わったようです。これ、変わると暫く(1年とかの単位で)継続することが多いので、気に留めておきたいです。
IMMのポジションは超大事な指数です!為替の本質はポジションの偏りによって上がったり下がったりするので。これがどちらかに偏っているときは傾いてる逆にかけると勝つ確率が高いですし、季節によって実需のポジションは決まってるので、それを知ってるだけでも相当勝つ確率が高まります。
ドル円についてはこちらのサイトが良くまとまっています、ご紹介しておきます。